登山日 |
: |
2012年12月23日 |
登山時間 |
: |
林道入り口⇒湿地登山口⇒尾根分岐点⇒金山山頂
(09:00⇒10:00⇒10:15⇒11:00 /約2時間) 【2山縦走約3時間】 |
登山口までの移動手段 |
: |
自家用車 |
天候 |
: |
晴れ |
短評 |
: |
ガイドブックにある登山口は発見できず。尾根からの眺めは抜群。 |
難易度 |
: |
|
おススメ度 |
: |
|
|
|
|
|
「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
|
11月にちょっと腰を痛めしばらく休止していた山行だが、体調も良くなってきたので年末のこの時期に行ってみることにした。
向かったのは金山と雨生山。家からは遠いが、冬でもあまり雪がなさそうなこの2山をまずは目指した。
豊川ICを降りて10kmちょっと走り、と国道301号線にある静岡県との県境・宇利峠に着く。ここから数メートル進むと、宇利林道へと続く道が現れる。ガイドブックによるとその正面の広場に駐車できると書いてあるが、ロープで入れなくなっている。林道の入り口も絶好の駐車スペースだが、大きく看板に「駐車禁止」と書かれている。迷ったがここには駐車せず、少し戻った先にある路肩に停めることにした。結果これが大正解。最初に林道を歩くのだが、意外にもその林道を車が通って行った。入り口に停めていたら、邪魔で迷惑になっていただろう。良かった。
|
|
|
|
|
宇利峠 |
|
林道入口(駐車禁止) |
|
林道向かいの広場(ロープで入れない) |
冬の晴れた空、林道を歩く。林道自体は非常に歩きやすい。大した凹凸もないし、やや登りになっている程度で問題はない。だが、林道には色々と嫌な思い出がたくさんある。とにかく長かったり、登山口が見つからずに右往左往したり、、、と。とりあえず今回は地図と、デジカメのGPSで現在地を確かめながら歩く。
歩きだして10分ほどで、先に書いた軽自動車が林道を通過して行った。恐らく林業の方だろうが、休日なのに御苦労さまである。
更に5分ぐらい歩くと左手に湿原が現れた。左手は登りになっており湿原の為か木々がなく、水が流れ出ている。一応地図通りだ。後20分ほどで左手に登山口が現れるそうなので、先に進む。
右手には静岡県の三ヶ日町とその先の海の眺めが広がる。歩くには気持ちのいい場所だ。
最初はやや寒かったが、歩きだして30分ほどもすると逆に暑くなってきた。冬山は難しい。湿原から約15分。そろそろ登山口があるはずなので、注意して歩く。ガイドブックによると、入口はテープでぐるぐる巻きにされているそうなのですぐ分かるとの事。先に進む。
ところが、である。20分を過ぎても30分を過ぎても入口が見つからない。GPSで現在位置を確認すると、何と金山の真南位まで来ている。完全に登山口を見逃している。
おかしい。。かなり注意深く見て来たはずなのだが。。急いで林道を引き返す。
帰りは更に注意深く見ながら歩く。が、戻れど戻れど、登山口のテープは見つからない。そうこうしているうちに、先の湿原まで戻って来てしまった。
なんてこった。仕方がない。湿原から進もう。地図によればここからでも稜線に出れるので、行けない事はない。
急遽ルート変更。足跡の付いた湿原の登りを進む。良く見ると中腹辺りに登山者がいる。やはりこのルートがいいのか。
林道の呪いで1時間近くも時間をロスしてしまったので、急ぎ目で登りを駆け上がる。とは言え、しばらくまともに登山をしていなかったので、勢いはすぐになくなりよたよたとなる。先の登山者は御年配の老夫婦だったので挨拶をしてすぐに抜かしたが、その後が続かない。日差しもよく当たるので、汗が噴き出る。全身がぐっしょりという感じだ。
ぐっしょり?
そうか、今日はインナーウェアを「綿」にしてしまったのだ!朝寒かったので普段着の綿のインナーをそのまま着て来てしまったのだ。しっかりと汗を吸収して「ぐっしょり」してしまう綿素材。ウィンドブレーカーのフロントを開けたりして温度調整を試みるが、どれほど効果があるのか。尾根に出るまでは道が狭く、笹なども張りだしているので、急ぎ足で先に進む。
湿原から15分ほどで尾根に出た。振り返ると意外と景色がいい。愛知県側の太平洋がよく見える。ちょうど逆光だが、なかなかの景観だ。
と言う前に、服の確認。やはり内部までぐっしょりだ。ミドルウェアもウィンドブレーカーの内側までべとべと。こんなに汗をかくんだ、冬山でも。登山で綿を着るという不精をしてしまったが、これはこれでいい勉強になった。寒くてもしっかりと服を着替えよう。
稜線にはケルンが積まれている。確かにこれがないと、湿原への分かれ道は分かりにくい。誰が作ったかは知らないが、有難いことだ。
|
|
|
|
|
稜線にはケルンが積まれている |
|
振り返ると中々の景色 |
|
稜線歩き |
金山に向けて稜線を歩く。ここまで来ると太平洋側だけでなく、反対の方も視界がよく開ける。順光なので写真写りもよい。風は結構強いが、木々や草も低く歩きやすい。
振り返ると雨生山も見える。後でゆっくり登ろう。
|
稜線からの景色
(左手に吉祥山、その奥に本宮山が見える) |
風さえ弱ければ稜線は楽しい。いつも冬ばかりに来るのだが、これ位の低山でも夏はどうなのだろうか。風は強いのかな。まあ虫地獄なので、遠慮したいが。
しっかりと踏み跡は付けられているので間違える事はないのだが、結構笹が邪魔だ。藪こぎまではいかなくても、かなり邪魔だ。傾斜もそれほどはないのでゆっくりと歩く。
ケルンの分岐から45分ほどで反射板が現れる。そろそろ着いてもいいのだが、、と思ってGPSを確認すると、金山の山頂と現在地が重なっている。やはりデジカメに付いているレベルじゃこんなものか、と思って登山道の先をよく見てみると、木々の中に看板が掛けられている。まさか。近づいてみると山頂だった。金山山頂に到着。
眺望はほとんどない。反射板の方からガサガサと音がするので「熊か?」と思って見てみると、登山者が出て来た。どっから来たんだ??
簡単に写真を撮り、雨生山に向けて来た道を戻る。
登山日 |
: |
2012年12月23日 |
登山時間 |
: |
金山山頂⇒尾根分岐点⇒雨生山山頂⇒林道入り口
(11:00⇒11:30⇒11:35⇒12:00 /約1時間) 【2山縦走約3時間】 |
登山口までの移動手段 |
: |
自家用車 |
天候 |
: |
晴れ |
短評 |
: |
金山との縦走で。特徴のない山かな。 |
難易度 |
: |
|
おススメ度 |
: |
|
|
|
|
|
「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
|
金山から先に来た道を戻る。
一度来た道なので気分も楽だ。それほど急な道もないので順調に歩ける。相変わらず景観は良い。今年の5月に登った吉祥山やその奥に本宮山も見える。そう言えば吉祥山からは、ここらの山の景色が良かったなあ、と思いだす。
あっという間にケルンの分岐まで戻る。さて、ここからが雨生山への登山となる。
やはり笹の道。掻き分け描き分け、ちょっとした斜面を登ること20分ほどで雨生山に到着。
あっけないぞ。。
ちなみに景観はほとんどなし。
|
|
|
|
|
右手に雨生山が見える |
|
こちらも笹が多い |
|
雨生山山頂 |
さて、時計を見ると11時半。次の山に行けるかどうか考える。自身のルールとして13時までに登山を開始できれば登ることにしている。これから下って、登山口まで移動して、、間に合うかな。
帰りは安全にケルンの分岐から湿原まで戻ることも考えたが、このまま直進することにした。地図上では林道の入り口まで繋がっている。急斜面、と言う表示があるが、まあ行ってみる事にする。
最初は笹の群れ。それほど急ではない。しばらく歩くと、雑木林の気持ちの良い道となる。しっかりと足跡も踏まれているので、安心して歩ける。
そして15分ほど歩くと、なるほど、確かに急な下りが現れた。と言っても恐れるほどのレベルではない。特にロープなどもなし。ゆっくり下れば問題ない。
12時に林道入口まで戻る。景色が綺麗な縦走登山であった。
さて、次は近くにある富幕山へ向かう。
登山日 |
: |
2012年12月23日 |
登山時間 |
: |
富幕山登山口(奥山コース)⇒展望台⇒富幕山山頂⇒富幕山登山口
(13:00⇒13:10⇒13:35⇒14:00 /約4.5時間) |
登山口までの移動手段 |
: |
自家用車 |
天候 |
: |
晴れ |
短評 |
: |
辿り着いたのは奥山コース。ファミリー向けの容易なコース。 |
難易度 |
: |
|
おススメ度 |
: |
|
|
|
|
|
「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。 |
|
実はこの富幕山、登山口まで行くのが大変であった。
愛知県と静岡県の県境にあるのだが、アクセスはナビで入れるとほとんど静岡県を走りぬけて到達する。山の距離では隣なので近い感じがするが、実際金山の林道入口からは40分以上の時間を示している。
結構悩んだが、13時前には登山口に辿り着けそうなので、向かうことにした。
しかし、下山してみて改めて分かったのは汗だくだってこと。登山中にはそれほど気にならなかったのだが、歩みを止めるとベタベタなのが分かる。山の上であったら風を引くもとになる。ちょっと強引だが、車の暖房を強くして運転しながら無理やり乾かすことにした。
30分以上山の中を走ると、すっかり服も乾いてくれた。良かった。
で、肝心の富幕山の登山口だが、近付くと丁寧に標識で案内が出ていた。それにそって進むと、小さな駐車場に出る。富幕山登山口と書かれているので、間違いないようだ。よかった。
時計を見ると12時58分。ぎりぎりだな。
ところでこの登山口、何かガイドブックのものとは違う気がする。
よくよく周りを確認してみると、ここは奥山コースと言う場所らしい。ガイドブックは細江コースと言う物を紹介している。。。幾つかコースがあるようだ。まあ、いいか。
ちなみにこの奥山コースの駐車場は300円と有料である。ボックスにお金を入れるようになっている。
さて、14時を回っているのですぐに歩きだす。ファミリーコースと紹介されているので、ここは楽なコースのようだ。その通り、少々の登りがある程度で道は歩きやすい。木の階段などしっかりと舗装もされているので、先の山のように藪こぎもどきもしなくてもよい。楽なのだが、刺激はないかな。
しばらく進むと観覧車が現れた。
観覧車??どうもここは奥山高原と言う観光地のようで、その中の遊園地の施設のようだ。ただ、古くてもう使われている気配はない。寂れているようだ。でも山登りで観覧車を見たのは初めてかも。
先に進むと、分かれ道に出た。正面は急な登りで「はりきりコース」、右手は緩やかな登りで「らくらくコース」と書かれている。どちらでも山頂に行けるようだが、迷わずらくらくコースを選ぶ。もう疲れて来ている。。
らくらくコースとあったが、疲れた体にはそれほど楽々ではなかった。冬至からまだ数日なので日が暮れるのも早い。山の影になっている場所はもう薄暗いようだ。疲れていたが先に進む。
しばらく進むと展望台が現れた。登ってみたかったが、結構人がたまっているのでまた後にして先に進むことにした。
|
|
|
|
|
観覧車? |
|
落じゃなかったらくらくコース |
|
展望台は後で |
しかしこのコース。単調だ。とにかく真っすぐで中途半端な登りが続く。ほとんど平坦な場所がないので、意外と体力を奪う。景色もないし、道は単調だし、昨夜の雨で下はドロドロだし。しかも粘土質なのだろうか、靴底にまとわりついて滑りやすくなる。しんどいなあ。。
途中数か所の林道を渡り、残り100mの標識を確認した頃、山頂にあるアンテナが見えて来た。
富幕山山頂に到着。随分辛かったような気がするが、たかだか30分強の道のりであった。
山頂からの景色はあまり良くない。見えそうであまり見えない。ただ山頂には休憩できる椅子が結構あるので、休みながら軽食などはとれそうだ。
日時計などもあり少し遊んで、下山。
行きにあった展望台からはなかなかの景色が楽しめた。空が澄んでいれば富士山も見えるようだ。南アルプスまでは見ることができた。
今日は県境の3山を登ることができた。130山を始めてもう4年目に入った。いい加減ペースを早めないと、踏破するまでに10年とか掛かちゃいそうだな(笑)。
愛知の130山へ
TOPへ
|