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2010年11月23日
日帰り


11.岩巣山
    (標高480.5m)

登山日 2010年11月23日
登山時間 駐車場(09:30)⇒(散策路)⇒岩屋堂登山口(10:30)⇒展望台(10:40)
元岩巣(11:20)⇒岩巣山(11:30)⇒岩屋堂(12:30)
(全行程約3時間)
登山口までの移動手段 自家用車
天候 晴れ
短評 11月下旬の紅葉時は最高の展望。元岩巣辺りからの展望も抜群。
難易度
おススメ度
「新・こんなに楽しい愛知の130山」
愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。




突然貰ったトレッキングシューズを試したくなって、急遽出かけることにした。
貰ったのは、ザンバラン社の「フジヤマ」。イタリアの老舗メーカーで、憧れの革靴である。ちょっと古いものだが、ほとんど使っておらず、何より価格も4万はする品。前日は雨だったので行く気はなかったのだが、居ても立ってもいられなくて近くの山に出かけた。


選んだのは瀬戸にある「岩巣山」。自宅からも数十分で着く距離で、難易度も低い。靴のデビューにはちょうどいい。
自宅をゆっくり出て、岩巣山がある岩屋堂に着いたのは9時過ぎ。
まったく調べていなかったので驚いたのだが、ちょうど今、岩屋堂で紅葉祭りが開催されていて朝から結構な人で賑わっていた。少し離れたところに車を停め、新しい靴を履いて歩き始める。


岩巣山 もみじ祭り ザンバランのフジヤマ


岩屋堂入口付近に無料駐車場があり、そこに地図があったので見ていたら、すぐそこから「散策道」に行けるようである。多分、その先に岩巣山があるものだと思って、先に進む。紅葉が綺麗で思わず足が進んでしまった。

見事である。
秋の低山はこれがある。赤だけでなく、黄色や薄緑の木々が山を彩る。昨夜の雨で少し道は濡れているが、その分空気はより澄んでいる。涼しい山の中を先に進む。
先程までの人の群れはなくなり、静かな山が周りを包む。今年は熊が多いというので鈴をつけているが、それ以外の音は山の音だけ。久しぶりの山だが、やっぱり山はいいもんだ。

ところで散策道に入ってから、まったく「岩巣山」の看板が見当たらない。おかしいなあ、と思っていたら一人の女性とすれ違い、そのときに聞いていると「この先は雲興寺ですよ」、と教えてくれた。目指す岩巣山はまったく別の方向であった。。


散策道1 散策道2 散策道3


先程の駐車場付近まで戻り、登山口を探す。この辺りは川沿いにたくさんの店が出ており、真っ赤な紅葉も燃えるように立ち並び、そしてそれを見る多くの人で賑わっている。今日は紅葉よりも山なので、まずは登山口を探す事にした。しばらくして岩屋堂にある登山口を見つけ、ようやく登山口にたどり着いたようだ。

道もこれまでの舗装されたものから石と土に変わり、登山らしくなる。岩巣山の名前の通り、結構岩が多い。最初の登りは結構急だ。観光客の一部の人も、展望台があるというこの坂を登っている。雨で滑りやすくなっているので気をつけて登る。ちょっと大変。。

10分ちょっとで展望台に到着。結構汗が出ている。風が強いのでじっとしていると寒くなってくるぐらいだ。
展望台には多くの人が景色を眺めている。瀬戸のみならず、名古屋の方までずっと見渡せる。結構な眺めだ。人が多いので、すぐに先に進む。


岩屋堂 登山口? 最初は急な登り
展望台 展望台からの眺め この標識はダミー


ここからはそれほど急な登りはない。ほぼ登山になっているので人もほとんどいない、時々トレッカーに会う程度だ。静かで良い。
何よりこの時期の山は何とも言えない良さがある。
まずは紅葉。赤いもみじはほとんどなくなったが、変わりに黄色い葉の木や茶色の木々が目を楽しませてくれる。登山道も落ち葉の絨毯で敷き詰められ、風は強いが心は暖かくなるようだ。
それから気温。夏の低山は虫と暑さで死にそうになるのだが、この時期はまさにベストシーズンであろう。澄んだ空気に心地よい風。秋は短いが、山を楽しむには一番良い。


秋の登山道 落ち葉の絨毯 秋の青空に映える


道自体はゆるく登ったり下ったりしており、のんびり歩ける。1時間ほどで元岩巣に到着した。結構標高もあり、展望も開けているので山頂と勘違いしそうな場所である。開けた場所もあり、ここからは先程の展望台以上の大展望が望める。眼下に広がる森は丸い茶色の木々が所狭しと並べられており、一瞬、吉野の桜(あちらはピンク)を思い起こす。見事な景色だ。

岩巣山はここから15分ほど先に進んだ場所にある。
途中の分かれ道は、「白岩」方面ではない方に進む。元岩巣からも見えるので感覚的に分かり易い。途中、がけ崩れになっている場所からも見事な景色が眺められ、その先にようやく岩巣山山頂(480.5m)に到着した。
山頂には景色はないが、少し先に岩場があり休める場所もある。もちろん景色も良い。


元岩巣からの景色 この看板の左手に進む 岩巣山山頂


時間も昼近くになっていたので、少し休憩してから戻る事にした。
帰りも同じ道を行く。行きより結構多くの人に出会ったが、気持ちよい登山ができた。秋はスズメバチと熊の恐怖はあるが、やっぱりベストシーズンであろう。

岩巣山。近場だし、足慣らしにはもってこい。11月下旬の紅葉の時期は、文句なし。


見事な紅葉



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