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2011年5月15日
日帰り


46.離山
    (標高916.6m)

登山日 2011年5月15日
登山時間 庚申沢橋⇒登山口⇒小尾根⇒急登始まり⇒離山山頂⇒登山口
(09:10⇒09:15⇒09:30⇒10:45⇒11:30⇒13:00/往復約4時間)
登山口までの移動手段 自家用車
天候 晴れ
短評 130山最強の山。ルートファイティングの難しさや、追い打ちをかけるような終盤の登り坂がきつい。
難易度
おススメ度
「新・こんなに楽しい愛知の130山」

愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。
(Amazonへリンクします)



愛知県民の森で一泊し、今日はいよいよ離山へ挑戦することにした。
ただでさえ遠方の奥三河で、しかも難易度の高い離山に挑戦するので出来るだけ早く登山口に辿り着きたかった。愛知県民の森も十分山深いと思っていたが、さらにそこから1時間半もかかってようやくみどり湖付近まで辿り着いた。
ここらまでやってくるとさすがに周りは高く、深い山ばかりとなる。

みどり湖沿いの県道428号線を走り、豊根大橋を渡り、429号線との分かれ道を直進すると、道には木などが散乱し始める。車通りが少ない事が分かる。
そのまま湖沿いに車を走らせると、大入トンネルにあたる。これがまた何とも不気味なトンネルで、ほぼ一車線、そしてトンネル内は明かりはなし。しかも水が滴り、中は浸水している。ガイドブックにはこのトンネルの前に駐車して、歩いて通過するとあったが、とてもそんな勇気はない。
幸い車で通過できそうだったので、そのまま進む。気味が悪い。。

トンネルを抜けしばらく進むと、通行止めのバリケードが現れる。しかし横から通過できるようになっており、そのまま車で進む。ここで勘違いをしてしまったのが良くないのだが、ガイドブックにある車止めを、これと勘違いしてしまっていた。
知らずに進む。


しばらく行くと、山側にガイドブックで見た通りの登山口がある。山の土砂防止金網の出入り口がそれである。不気味だ。。まるで何かの結界が張ってあるようだ。本当にこんな所から行くのか。。
思わずそんな事を考えてしまうほどの迫力がある。登山口でこれだけインパクトがある場所も珍しいだろう。
恐る恐る扉を開けてみる。
ギシギシ・・・
ツタなどが絡まって開けるのにちょっと力がいる。準備体操をして、いざ出発。相棒は行きたくないとのことで、単独山行。どんな山が待っているのか楽しみだ。

扉の中へ入る。
・・・・・。
道が分からん。。。。
通常ならすぐにある目印のテープが全く見当たらない。しばらく進めばと思い登山道を探すが、踏み跡もほとんどない。130山って結構歩かれているはずなのに、離山はそんなに人が少ないのか?と思いながらも、何とかそれらしき方向に向かって進む。

が、5分もしない内に全く道が分からなくなる。テープもひとつも見当たらない。
無理だと思った。
山頂へ登るだけならたぶん行けるだろう。ほとんど道なき道で、しかも5m進むのにも落ちないように這って上がるような場所だが、無理をすれば辿り着けるだろう。
しかし、戻って来れない。間違いなく印のない山、しかも踏み跡も全く分からないような山では山頂から戻って来れない。この山は今の自分の技術ではまだ登れないのだろうか。


大入トンネル 登山口? 道なき道を進む・・・が、無理!
大入トンネル 登山口? 道なき道を進む・・・が、無理!



ひとまず登山口まで戻る。
相棒が心配そうな顔をしている。もしかしたら他に入口があるんじゃないかと思い、そのまま車を奥に走らせる。
すると、とある橋の手前に思いっきり「通行止め」のバリケードがあった。

これだ!

これに間違いない。ようやく安心できた。と同時にさっきのが登山口でなくて、ほっとした。
橋の手前に駐車し、登山口を探して歩く。5分ほどでようやく本物の登山口が見つかった。ちゃんと「離山」というプレートがあるし、これに間違いない。ようやく出発できる。


景色はこんなにいい 通行止めを発見 これが本物の登山口!
景色はこんなにいい 通行止めを発見 これが本物の登山口!



先程と違い、踏み跡はしっかり付いている。道なき道をよじ登らなくてもいい。これなら先に進める。
登山道は狭い。結構草や枝などが張り出ていて、気を付けないといけない。また、間伐をしたのか倒木も多い。最初のうちはジメジメしていて、登りごとに汗が噴き出る。
あまり気持ちがいい道ではないので、急ぎ足で登る。ひとつ目の急な急坂を上がると、小さな尾根に出た。登りから解放されて、ちょっと一安心だ。ほとんど展望はないが、風が吹いているので気持ちがいい。


倒木が多い 道は狭い 小さな尾根に出る
倒木が多い 道は狭い 小さな尾根に出る



尾根を越えて、さらに登りを上がると、間伐された木々でいっぱいの場所に出た。ここらは見通しこそいいが、めちゃくちゃに倒された木が歩行の邪魔になり、幾つもの倒木を乗り越えて進まなければならない。しかしテープが見えている分、何とか気力が出る。
倒木地帯を抜けると、再び杉林の中を歩く。山頂等どこにあるのかさっぱり見当すらつかない中を、黙々と歩く。
黙々と歩いていると、道が消えた。
近くまでテープはあるのだが、何せそれ以上道がない。もちろん先にはテープもない。と言え、ここまではかなりしっかりとした踏み跡が付いているので間違いもなさそうだ。
無理してそれらしき方に向かってよじ登る。先程の間違えた登山口を思い出す。。かなり辺りを調べたが、どうも道はなさそうだ。おかしい。。。
仕方がないので、しばらく道を戻ってみると、途中に山に向かって延びる道を発見した。ここで間違えたのか。
先に進む。


登山道 これも登山道 ここを直進して間違えた
登山道 これも登山道 ここを直進して間違えた



暫く歩き続けると、暗い谷のような場所に出た。と言ってもカラ谷だ。水などない。
一息つく。
滴る汗を拭い、おにぎりと水を口に入れる。腹が減っては動けない。


気合を入れて再び進む。
また尾根に出て、このまま山頂への登りか、と思ったが、思いっきり左方向にトラバースしてゆく。酷く落ち葉が積もっており、道も狭いので気を抜くと足を取られそうだ。
そしてどこかから合流して来た道と重なり合う場所から、登りが始まる。
途中で気付いたのだが、これが山頂へ向かう最後の試練だ。


カラ谷 一度尾根に出るが・・・ 再びトラバース
カラ谷 一度尾根に出るが・・・ 再びトラバース



手強い。
まずとにかく長い。コース全体の半分ぐらいの距離である。そしてその傾斜。前日までの山々が遊びに思えるほど、急である。また道も狭く、岩も多い。そして一番鬱陶しいのが、笹の葉にいるダニだ。至る所で登山道で自生しており、その笹に触れる度に小さなダニが付く。犬などについているのとそっくりのダニだ。これが鬱陶しい。急坂なので息が上がり、笹を避けている余裕はなく、少し落ち着ける場所で立ち止まってはダニを落とす。登山用のパンツでよく滑るのか、ダニもでこピンで落ちる。しかし手袋(軍手)等に着いたダニはなかなか落ちない。

登っては休み、登っては肩で息をする。気が付けばかなり標高が上がっているようで、周りの高い山々が目の高さまでやってきている。足の指がかなりの悲鳴を上げているが、無理して登る。
ようやく、ようやく、登りが終わる。地図を見ると山頂の手前に「最高地点」とあるので、おそらくここだろう。ここで山頂にして貰ってもいいのだが。。。
山頂はさらに先なので、気合で進む。そしてここからがまた難儀。先程の笹が、今度は頭の高さ以上になっている。笹を手でよけながら進むのだが、ほとんど藪こぎだ。無論、ダニ攻撃は続く。


きつい登りの始まり とにかく登る 最後は藪こぎ
きつい登りの始まり とにかく登る 最後は藪こぎ



そして最高地点から下って、少し登るとようやく、山頂に辿り着いた。
そこだけが笹がなくなっていて、ちょっとほっとする。景観はないが、ここまで辿り着いたと言う充実感はある。標高差約500m。登山口から2時間15分。道に迷った時間を省けば、ほぼ2時間の行程だ。
とりあえず、口に入る物を詰め込んで下りに備える。足にマメが出来ているので、応急処置を施す。正直、、あの道を帰りたくはない。。


離山山頂 プレートも結構ある
離山山頂 プレートも結構ある



登りがきつい場所は下りもきつい。
その言葉通り、下りはさらに難儀であった。どうしても勢いが付いてしまうので、足にかかる負担は想像以上に大きい。落ち葉で滑ったりもするし、姿勢を崩して笹を掴んだりもする(笹って結構丈夫だ)。
多少迷いつつも、集中してテープを探し、下る。

最初に出た小さな尾根に戻る。かなり下ってきたが、まだ先はある。
そしてそのままテープ沿いに下って行ったのだが、何故か急に「朽ち果てた小屋」が現れた。

小屋?

そんなもん、行きにはなかったぞ。。
完全に道を間違えている。しまった。。道を戻るべきか。しかしテープはまだある。
と、よく見ると、竹藪の先に何とアスファルトの林道が見えた。しかも橋も見える。かすかな踏み跡に沿って歩くと、林道に出た。
何とか帰って来れた。。

しかし現在地が分からない。行灯橋とあるが、まったく見覚えもない。橋を渡って先に進んだが、まったく見覚えのない風景だったので引き返す。するとすぐに例の登山口が見えてきた。相棒が待っていてくれた。


小屋??? 林道には下りてきたが、ここはどこ? 行灯橋
小屋??? 林道には下りてきたが、ここはどこ? 行灯橋



生還。
良かった。何とか無事に帰って来れた。
さすがに130山の中でも最強と言われる山だ。登り甲斐はある山だが、1回で十分だろう。
疲れた。。




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