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2012年5月6日
日帰り


86.鍵掛山
    (標高587.8m)

登山日 2012年5月6日
登山時間 六所神社⇒登山口⇒鞍部⇒鍵掛山山頂⇒登山口⇒六所神社
(08:00⇒08:30⇒09:10⇒09:25⇒09:50⇒10:10 /約2時間)
登山口までの移動手段 自家用車
天候 曇り時々晴れ、一時小雨
短評 長い林道歩きが必要。愛知の深山を味わえるが、天気が悪いと気味が悪い。
難易度
おススメ度
「新・こんなに楽しい愛知の130山」

愛知の低山登山の決定版!低山だからと言ってあなどれない山々。
管理人もこのガイドブックを片手に頑張って登ってます。
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前日宿泊した愛知県民の森を、ゲートが開く午前7時に出発。今日は午後から天候が悪化するそうなので、県民の森から近い鍵掛山に出掛けることにした。
前日通った「三遠南信道」の「鳳来峡IC」付近までやって来る。ガイドブックによればここらから林道大六線が走っていて、その先に鍵掛山の登山口があるはずだ。ただ、現在はその三遠南信道が出来たせいで、林道が遮断され少し入口が分かり辛くなっているようだ。

国道151号線と鳳来峡ICがぶつかる交差点付近で停車。地図によればこの辺りに六所神社があるはずだ。まずは神社探しから始める。神社は車を停めたすぐ近くの丘に見つかった。その辺りをウロウロすると、遮断された林道大六線も見つかる。ちょうどこの場所が車を止めるのにはもってこいの場所で、早速そこまで車を移動させる。
そして事前のネット調査でこの「三遠南信道の横から行ける」との情報を得ていたので、ちょっと不安だがその先へ進む。
が、途中で道がなくなってしまった。。間違いか。

ここから林道探しの大仕事が始まる。
まずは六所神社の鳥居の前にある広場から繋がる道を進む。方角的には良さそうだったが、えらく山を登った挙句に、これもまた三遠南信道に行く手を阻まれ断念。。
今度は六所神社脇にある林道っぽい道を進む。が、すぐにフェンスが現れ断念。。
一体どこなんだ?林道への入り口は。。既に探し始めてから30分以上が過ぎている。。


林道大六線がなくなっている。その先に進むが・・・ ここを進んで行くが行きどまり。。 鳥居前の広場からの道もダメ


諦めかけた頃、神社の鳥居と三遠南信道の間に、人が歩けるスペースを発見。
半信半疑で進んでみると、何と先に林道を示す標識が。ようやく見つかった。


陣者横の道も・・・だめ 鳥居脇に歩けるスペースが! ここから林道へ行ける



時々来る車に気をつけ、早速林道へ。
この辺りはまだ工事をしているようで、工事現場の横を通りながら先に進む。そしてすぐに薄暗い林道へと道は変わった。
生憎今日は曇り空で、暗い林道をより暗くしている。三遠南信道が出来てからこの林道へ入る車もなくなったようで、落ち葉やら木々などが散乱している。鬱蒼と茂る山奥の道と言う感じで、ひとり進む。
クモの巣も多い。これ、実は大嫌い。ストックや小枝を使いクモの巣を払いながら歩く。周りの岩々にはびっしりと苔が生えており、普段からジメジメしている場所だと分かる。ああ歩いているだけで、気が滅入って来る。。


ようやく林道へ 苔が多い 薄暗く気が滅入る


途中の分かれ道を左に進み、30分ほど歩くとようやく林道が行き止まりを迎えた。ここが登山口である。
林道の入り口が見つからない頃には来たくて来たくてならなかった登山口だが、こうしていざ目の前にしてみると、ちょっと入るのに躊躇する。見た感じからちょっと気味が悪い。
と言っていても仕方がないので、ズボンの裾を靴下の中にしまいこみ(虫対策)、水を一口飲んでいざ突入。

入ってすぐに鍵掛山の標識が折れていることに気づく。ああ縁起でもない。
いきなりジャングルだ。さすが愛知の130山の中でも奥深い場所にある山だ。とにかく入山者が少ないのだろう。踏み跡は問題なく分かるが、木々の枝が茂り行く手を遮る。まさにジャングル。つるや小枝がまとわりつく。
最初は登山道も急ではないので、木々と悪戦苦闘しながら進む。ただ意外にも砂や小石が多く滑りやすい。しかもこの時期はヤスデの小さいのがわんさかいる。触らない限り害はないようだが、見ていて気持ちが悪い。これが岩や木々などそこらじゅうで見かける。勘弁して欲しい。


林道終点が登山口 標識が折れている・・ ジャングル!


それにしても何と言う深山だ。
本当に本当に自然の音しかない。鳥が鳴けば、それが山の奥の方まで響いてこだましている。この辺りは風もないので自分が発する音と、鳥ぐらいしか音がない。他の130山では山奥に来たと思っても、どこかでバイクの吹かす音などが聞こえたりするものだが、ここにはそれも全くない。これだけの静寂は多分あまり記憶にない。
ただ、曇りなので薄暗いし、音がない分不気味でもある。山が深すぎる。

さてジャングルゾーンを抜けると、急登になる。
これがまた見事な登りで、見上げただけで思わず全身の力が抜ける。登りが壁のようにも見える。でもこれを登らないと山頂へは行けない。この先には稜線があるようだが、無論そんなものも見えない。
小腹が空いた。一応パンなどは持ってきているが、とてもそんなのを食べるような雰囲気ではないので、行動食のドライフルーツを口に入れて先に進む。


ジャングルジャングル ここからは急な登り シダなどが多い


ジャングルゾーンでもある意味色々と気力・体力を使ったが、この登坂ゾーンではそれ以上に体力を使う。急な登りが続く上に、足場も悪い。砂や石ころが結構多く、滑りやすい。特に下った時には勢いが付くのだろうか、靴の滑った跡が目立つ。それとも皆早く下山したいので、急いだのか。
しかし相変わらずシダやコケなどの暗い植物が並ぶ。無論薄暗いし、ヤスデくんもあちこちにいる。気づいてはいないだろうが、結構分踏んづけていると思う。
幸い踏み跡は分かる程度にはあるので、それを頼りに登る。誰かが青いビニールをつけていてくれたようで、それも目印になる。助かる。

しかしまあ、これはしんどい山だ。時期が悪かったのかな。やはり冬に来るべきであった。頭の中では昨年登った「離山」と並んで、「もう来たくない山」に認定され始めている。
早く登りたいが足が上がらずで、登っては休憩、休憩しては登ってで、ようやく稜線らしきものが見えて来た。


登山口から40分程度だったのだが、いやいや実に長く感じだ。
鞍部に来てからは少し風が吹くようになった。汗だくなので助かる。ここまで来れば随分気は楽になる。標高も上がってきたので鬱陶しいつるやシダ類もなくなっている。
稜線の方が踏み跡もしっかりしており、岩場や落ち葉などが危ないが順調に進める。
と、先の方でちょっと大き目の動物が山の下の方へ逃げてゆく音が聞こえた。姿は見えなかったが、小動物ではない音だ。熊?分からないが、シカやカモシカかもしれない。こうした深い山では熊避けの鈴は必需品だ。


ひと息つける鞍部 稜線歩き 落ち葉も多いが気分は楽


最後の岩を登ると、ようやく鍵掛山の山頂に到着した。
山頂は岩場になっており、一応そこから風景が眺められる。結構登って来たのだと思う景色が広がっている。
が、そんな景色を見ている余裕はなかった。遠くの山の空が真っ黒なのである。その下は霧のように白くなっている。雨が降っているのだと直感した。
まずい。あんなものが今来られたらひとたまりもない。休憩もそこそこに急いで下山に取り掛かる。


鍵掛山山頂 山頂は広くはない やばい雨が降る!


下山は速かった。
もとよりゆっくりする気はなかったのだが、それでも全力で下山した。忍者のように軽快に登山道を進む。途中で靴が滑ったような足跡をよく見かけたが、恐らく多くの人が同じ気持であったのだろうと思う。早く下りたかった。
急斜面やジャングルに阻まれて下山も順調にはいかなかったが、それでも30分ほどで登山口に辿り着いた時には、非常に安堵した。
帰りの林道は可愛く見えた。森が深いと言ってもやはり安心感が違う。途中、ワサビ畑のような場所も発見した。気持ちに余裕が出来ていたのだろう。

帰りは20分ほど歩いて無事、六所神社まで戻る事が出来た。
難易度は低い山だが、それ以上にしんどい山であった。雪に気をつけて冬に登るべきかな。


自宅に戻る帰路に偶然足湯(湯谷温泉:県道524と県道439の丁字路)を見つけたので、山旅の疲れを癒す。いやいや極楽だ。


帰りもジャングル 六所神社 湯谷温泉の足湯





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