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2016年5月5日
日帰り
池田山

森の駅より


【ルート】
ルート 霞間ヶ渓登山口 第一東屋 焼石神社 森の駅 池田山山頂 焼石神社 霞間ヶ渓登山口
主な山 :池田山(924m)
行程 :日帰り
宿泊 :-
難易度 :★☆☆☆☆
お勧め度 :★★★☆☆

【コース概要】
山からの素晴らしい眺めを堪能できる池田山。コースは良く整備されており難易度は低いと思うが、意外に長丁場。
それでも素晴らしい景色や、森の駅での食事など楽しんで登れる。冬は雪が多いのでお勧めは春と秋。


岐阜県池田町に「池田山」と言う山がある。特にこの山に登りたいという訳ではなかったのだが、すぐ近くにある大津谷公園キャンプ場に行く機会があり、近くにあるこの山に登って見る事になった。標高も1,000m弱とGW期間に登るにはちょうどいい山である。

思ったより寝坊してしまい、高速を飛ばして登山口である霞間ヶ渓(かまがたに)に着いた時には9時近くになってしまっていた。GWの中日であまり渋滞がなかったのが幸いだ。
それにしてもこの時期の山は美しい。新緑の山々が心地良く目に映る。気候も良いので本当に山登りにはいい時期だ。





登山口はすぐに分かった。霞間ヶ渓(かまがたに)とナビに入れてそのまま指示に従い到着。登山口すぐ下に数台止められる場所は一時的な駐車場で、そのさらに下にあるドーム型の建物の下部に登山者用の広い駐車場がある。整備された立派な駐車場だ。トイレも整備されているし、人が多くやって来る山だと分かる。準備体操をして出発。


新緑が美しい山々 整備された駐車場 霞間ヶ渓登山口


今回も相棒と愚息連れ。最初愚息は自分、荷物は相棒が背負って登っていたが、相棒の腰が痛くなってしまい登りのほとんどの行程で全ての荷物を背負って登る事になった。よって今回の登山時間は普通の人よりもかなり多くなっているように思う。

入山してすぐにある「熊、出没注意」の看板。こんなところでもクマが出るのかと驚く。そして看板には「池田山5.8km」とある。後になって冷静に考えてみると登山で5.8kmって結構な距離だ。往復約12km。そりゃ時間が掛かるはずだ。
登山道は整備されている。しかしやや老朽化している場所も多く気を付けて歩きたい。それでも藪こぎなどをする場所はないので安心して登れるのは嬉しい。


熊に注意 池田山5.8km 道は歩きやすい


しかし本当に新緑が気持ちいい。最初のうちはあまり風が吹かない場所だが、それでも涼しいので楽しく登れる。登り始めなので景色もあまりないが、山の美味しい空気だけで十分満足だ。
15分ほど歩くと柵が現れた。害獣除けの柵で通ったら必ずチェーンをせよとのこと。登山の前半部分はやや傾斜のある登りが続く。登山道も九十九折りになっているので登坂になっているようだが、何故かあまり疲れない。愚息と荷物で20kg以上背負っているはずなのだが、不思議とあまり疲れない。それだけ歩きやすい山なのかな。


気持ちのいい登山道 害獣除けの柵 歩きやすい道


それなりに人気のある山なのか、登山者も結構見かける。特に多かったのが年配のグループ。日本の老人は元気だ。前に愚息、後ろにバックパックを背負っている姿には驚いていたようだが。。
まあそれでも登山開始から2時間ほど経つと、さすがに登るスピードも落ちてくる。道は登り易いのでゆっくりと進めるが、足やら腰やらが痛くなってくる。
そしてその痛くなってくるタイミングで現れるのが、第一東屋(勝手に命名)。一番最初に現れる東屋で、最初の林道との交差点である。ここで少し休む。結構体は悲鳴を上げているので、これ以上登りがきつくならないよう祈る。


焼石神社まで2.1km .登り易いがだんだん疲れてきた・・ 第一東屋


ここからは幾分登山道が緩やかになる。気持ち程度ね。それよりも林道やら神社やら色々出てきて、これまでの単調な登山道とは少し変わって来る。でも車の往来も始まるので疲れで集中力がない時には気を付けたい。
登山道は何度も林道を横切るように続いており、途中にはベンチや新緑の木々があり歩いていてもとても気持ちがいい。体力の消耗が激しいのであまり楽しんでいる余裕はないが、元気な時ならとてもいい場所だ。


林道を横切るように進む 新緑が気持ちいい 足場の悪い場所もある


登山開始から約3時間、林道を横切ったり登ったりしているととある建物が現れ、その先にようやく焼石神社があった。
この神社周辺は色々な施設が集まっているようで、ハングライダーの発着地点もここにある。また第一東屋にもあったトイレもある。
ただ疲れているのかここから先の登山道が分からず、「池田山」と書かれたアスファルトの道を進んでしまった。下山時に気付いたのだが、近くにあった「池田の森」と大きく書かれた石碑の横を進むのが正しかったようだ。
と言う訳で、非常に体力を消耗している時にあまり歩きたくないアスファルトの暑い道を進む。



トイレと八重桜 冬季の為か避難小屋もある この林道を進む


良い天気なのだが、ことこのようなアスファルト歩きに「良い天気」と言うのは結構辛い。日差しの照り返しも辛いし、路面が硬いので足の負担も大きい。しかもこの林道、かなり新しい。途中の標識には平成26年度完成とあった。まだ新しい訳だ。ちゃんと山頂に辿り着くのか不安になる。
だけど、景色は良かった。疲れを吹き飛ばすかのような景色。随分と登って来たのだと分かる。


林道より


さて、GPSで現在地確認をしながら慎重に進む。しばらく進むと山中へと続く道が現れる。反対側にも山へ入る道がある。恐らく林道を横切る道だろう。するとひと組の年配グループがやって来た。途中何度も会った人達だ。途中で抜かされたのだが、林道を歩いている間にこちらの方が先に進んでしまったようだ。年配グループと同じ方向に進む。これで山頂へ間違いなく行けそうだ。


綺麗な林道 ここから登山道に戻れる! この林道を進む


再び登山道を歩く。やはり土の道は良い。足も痛くないし、木の影で涼しく歩ける。やっぱり自然が一番。体力もかなり落ちてきているが、再び山に入ったことで少し気分的には元気になった。愚息が重いが頑張って進む。
その後は林道と並走したり東屋を越えたりして進むと、一軒の小屋に出た。「森の駅」だ。簡単な食事ができるという事だが、その先にある景色の方に目を奪われた。



疲れが吹き飛ぶ景色


ここまでは車で来られるようになっていて、バイクやら車を降りて何人かが景色を楽しんでいる。もちろんここまで登って来たご褒美でもあるが、ちょっと景色を楽しむ集中力もなくなりかけている。よほど体力を使っているのか、食料もいつもより早くなくなっている。
少し休憩して先に進む。


林道と並走して歩く 森の駅 車でも来られる


森の駅から山頂まではゆっくり歩いて約20分。難所もなく楽な道なのだが、これまでの疲労のせいでかなり辛い登りとなった。
そして登山開始から約4時間、ようやく池田山山頂に到着した。


最後の頑張り 池田山山頂 山頂には二等三角点がある


山頂は木々で覆われてるようなので、景色を見る為か展望台が作られていた。ただあまり展望は良くない。途中で見てきた景色の方がずっといい。しかも山頂はかなり風が強くて寒い。確かに標高1,000m近くあって風があれば寒いだろう。使わないと思っていたフリースを着込む。少し写真を撮って下山に掛かる。


帰りは嫁が荷物を背負ってくれたので愚息を背負うだけとなった。これでだいぶ楽になった。足が進む。
そして折角だからと思い「森の駅」で食事をすることにした。自然薯のうどんとそばがそれぞれ500円とお得だったからだ。


山頂展望台より 森の駅店内 自然薯そば(500円)


量は少ないが貴重な自然薯が掛かっている事や、山中だということを考えれば500円はお得だろう。汁は少な目だが、自然薯と相まって何だか最後は雑煮を食べている感覚になって来た。これから下山の事を考えればこれ位の量がちょうどいい。
ちなみにこの「森の駅」、4月中旬から11月頃までの土日、祝祭日のみの営業らしい。冬は雪が深いので閉店。そして自然薯は自家栽培だそうだ。
美味しいそばとうどんを食べられて、しっかりと休憩ができたのでかなり体力も回復して来た。現在14時過ぎ、何とか後2時間ぐらいで下山したい。





帰りは大分体力的に楽になっていたので、行きに見なかった場所などにも寄って見た。
まずパラグライダーの出発点。ここらは行きに間違えてアスファルト道を歩いてあまり寄れなかった場所。登山道も新緑が美しく素晴らしい。


新緑が美しい登山道 景色も抜群 この石碑横を登るべきだった



そしてパラグライダーの出発点だが、ここはかなりのビューポイントのようだった。


パラグライダーの起点より


車で登って来ただろうたくさんの人も座って見学している。夜になれば夜景が綺麗な場所でもあるそうだ。
行きには寄らなかったが、危うく見逃す所であった。
また帰りには焼石神社にも寄って見た。登山中何度も名前を見た神社だったが、意外とこじんまりとしたものであった。神社と言うよりはちょっと大きな祠かな。


いい景色です たくさんの人が景色を楽しんでいる 焼石神社


帰りは地味にきつかった。何せ距離が長い。せっかく回復した体力も足の痛み等によって段々と削られていく。山の立地関係で、下山時は15時過ぎで薄暗くなってくる。新緑は本当に綺麗なのだが、ちょっと辛くなってきた。アルプス登山の帰りに似た感覚だ。
途中でシカに遭遇したりして、16時半、ようやく下山できた。


新緑は綺麗 薄暗くなる登山道 本物のシカに愚息は大喜び


嫁の腰痛に重い荷物と予想しなかった事態に7時間も掛かってしまった池田山登山だったが、山自体は非常に楽しい山であった。見る場所も食事もトイレもしっかりとある。それでいて難易度は低いから色んな人が楽しめる。景色は一級品。疲れたがとても満足した登山であった。


ルート所要時間
霞間ヶ渓登山口(09:15)→第一東屋(11:30)→焼石神社(12:20)→森の駅(12:50)→池田山山頂(13:20)
→焼石神社(15:00)→霞間ヶ渓登山口(16:30)【7h】







大津谷公園キャンプ場

さて、続いてすぐ近くにある大津谷公園キャンプ場と池田温泉を紹介する。
霞間ヶ渓(かまがたに)登山口から車で10分も掛からない場所にある大津谷キャンプ場。渓流のせせらぎを聞きながらキャンプができる。しかしここ最大の特徴は「タダ」。そう無料で利用できるキャンプ場である。しかも面倒な予約なども必要なし。場所は早い者勝ちだが場内は広いので、GW中でもまだ空きはあった。昼間だけのBBQが多いので、宿泊キャンプなら夕方遅く来ても場所はありそうだ。
トイレに駐車場も完備。車で5分の場所にスーパーやコンビニもあり、景色もいい。素晴らしいキャンプ場である。正直お金を払ってもいいレベルだ。だから無料な分、しっかりとマナーを守って利用したい。


水遊びも可能 キャンプサイト1 キャンプサイト2

美しい山々を眺める トイレ 展望台もある




池田温泉

そしてこれまたすぐ近くにあるのが池田温泉。これもまたいい。
とっても「ぬるぬる感」がすごいこの池田温泉は、アルカリ性単純温泉。重曹(炭酸水素ナトリウム)がそのぬるぬるの要因になっているらしい。そしてこの泉質は皮膚表面の古い角質を溶解除去し、肌を滑らかにする「美肌効果」が期待できるので「美人の湯」と呼ばれているとのこと。サイトには「つるつる」と表記されているが、個人的には「ぬるぬる」の方がしっくりくる。
そしてこの温泉に500円で入浴できるのは嬉しい。登山疲れの体には素晴らしい休養となる。


そしてその池田温泉に隣接するのが道の駅「池田温泉」。温泉に入る時間がない人でもここで「無料」の足湯が楽しめる。もちろんぬるぬるの泉質はそのまま。気軽に温泉を楽しめる。
またここには美味しいバームクーヘン「よしや」がある。柔らかいバームクーヘンは飲み物が要らないほど。お土産にもお勧め。


池田温泉 道の駅「池田温泉」 「よしや」のバームクーヘン

道の駅「池田温泉」公式サイト



池田町は自然を満喫するには素晴らしい場所。大津谷公園キャンプ場でBBQを楽しみ、池田山で景色を堪能し、道の駅道の駅「池田温泉」で足湯を楽しむ。これ全て無料。でも折角だからちゃんと温泉に浸かってバームクーヘンも買って、お昼は地元の美味しい食事をどうぞ。

こちらの山行はたびねすでも記事を書いています



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