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2010年9月11日
日帰り
比良山系

御嶽山
御嶽山


【ルート】
田の原登山口 八合目避難小屋 王滝頂上 御嶽山山頂 王滝頂上 田の原登山口
主な山 :御嶽山(3,067m)
行程 :日帰り (往復6.5時間 【往路3.5時間、復路2時間】)
宿泊 :-
難易度 :★☆☆☆☆
お勧め度 :★★★☆☆

【コース概要】
日本百名山のひとつ。日帰りで登れる3,000m級の山。日本有数の霊山であることから、修行で登っている人も見かける。今回登った田の原コースは最もメジャーな登山道で、道も良く整備されている。ただし、標高2,000m付近から1,000m近くも登らなければならない上、コースもほぼ直進なので意外ときつい。また活火山の為か岩が多く、特に下り時に足の負担が大きい。コース自体は難しくはない。山頂からの360度の眺めは見事。




カレンダー上は9月に入ったのに、中々涼しくならない日々が続いている。残暑と言うよりは、まだ夏だ。
本来ならそろそろ秋の登山を楽しみたいのだが、夏のような残暑のせいで週末の日曜が天候が崩れ、仕方なしに日帰りで行ける山を検討すると、御嶽山が浮上してきた。
冬には確実に登れなくなる上、自宅から比較的近い事もあり、今回登ってみる事に決めた。学生時代はよくスキーに出かけた場所である。


金曜の仕事を終え、家で仮眠をとり、出発したのが午前0時。どれぐらい掛かるか分からないが、今回は高速を使わずに下道で行ってみる事にする。学生時代はずっと下道ばかりだったし。
真夜中の国道19号を北上する。予想よりはトラックが少なく快適ではあったが、1車線しかない場所ではやはりやや渋滞気味になる。19号の「元橋」の交差点を左折し、暗い道をずっと走ると田の原登山口に到着する。時刻は3時過ぎ。3時間ちょっとで到着できた。これはいい。

車内で仮眠をとり起きると、既に6時近くになっていた。。寝坊である。
慌てて準備をして、いざ出発。駐車場からも目の前に大きな御嶽が良く見える。


登山口である鳥居の下をくぐり、最初は平坦な砂利道を歩く。こんな道がずっと続けばいいなあ、とは思うのだが、目の前にそびえ立つ急斜面の御嶽を見ると、そんな希望はすぐに萎んでしまう。。
登山道にもたくさん神社がある。これは霊山である御嶽の特徴であろう。仏様やどこかの僧らしき石像もあったりする。


田の原駐車場 登山口 最初はなだらかな砂利道
田の原駐車場 登山口 最初はなだらかな砂利道


20分ほどで小さな神社があり、そこから本格的な登りとなる。
いつもの見慣れた登山道だ。急で、木が茂り、少しだけ舗装されている。気合を入れ直す。
既に標高は2,000mを超えているので、空気は澄んでおり意外と快適ではあったが、登りに入るとすぐに汗が噴き出してきた。まだこの辺りは木々が多いので、風が少なく登っていると蒸し暑く感じる。

それでも途中で後ろを振り返ると、見事な雲海が広がっていたりして、力が沸いてくる。


わずかに雲海が残る
かすかに雲海が残る


もうしばらく登り続けると、木々が少なくなり、代わりに強烈な直射日光が登山者を襲うようになる。風が出てきて幾分涼しく感じるが、それでも肌に当たる日光の強さは十分に感じる。
なお、この登山道、遥か上の方に白く光る小屋(大滝頂上山荘)がずっと見えているのだが、なにせ3,000mまでほぼ直線に登る為、短時間ではあるが結構しんどいコースである。なだらかな部分はほとんどない。

出発から1時間半ほどで8合目岩室に到着。
既に普段以上に息が荒い。急な坂道と、強烈な日光、足場の悪い道などにいつも以上に体力を消耗しているようだ。しばらく休んで再び登る。でも、天気は良くて青空がまぶしい。


次第に木が・・・ なくなってゆく 8合目
次第に木が・・・ なくなってゆく 8合目


午前8時に9合目到着。この辺りになると、岩と言うよりは溶岩らしきものも増えてくる。あまり足場は良くない。
それよりもちょっと頭痛がする。息の上がり方が早い。
軽い高山病か?
田の原登山口まで一気に2,000mを車で駆け上がり、寝不足のまま登りだしている。体がまだ標高に慣れない内に、登り始めているのは確かだ。少しペースを落として進む。足が鉛のように重い。


一口水に到着。本当にちょろちょろとしか出ていない。後ろを振り返ると、もう既に雲海はないのだが、これまで登って来た登山道が綺麗に見える。すぐ目の前には中央アルプス。その奥には南アルプス。そしてその隙間から富士山の頭が見える。中々の景色だ。
今日は相棒の調子がいいようだ。ゼイゼイ言っている自分を尻目に、ガンガン登ってゆく。そんなに元気なら自分が担いでいる「4Lの水」を持って貰おうかと思うぐらいだ。怖くて言えんが。。


岩が多く足場は悪い 一口水
岩が多く足場は悪い 一口水 歩いてきた道が綺麗に見える


登り始めて3時間、ようやく王滝山頂に着く。
ここは言わば偽ピークであり、ここからさらに30分ほど登った先に御嶽の山頂「剣が峰」がある。とはいえ、ここでは立派な社があり、休憩もでき、トイレもある。この辺りから随分風が強くなるのだが、ここは建物があるのでゆっくり休む事が出来る。

さて、再び出発。


遥か先に剣ヶ峰が見える
遥か先に剣ヶ峰が見える


遠いじゃん。。山頂。

あんなに小さいよ、山頂小屋。でも、目の前にはこれまでなかった「平坦な道」が広がり、少し元気も出てくる。
しかし風が強い。天気がいいのでまだ助かっているが、これが曇っていたらまるで「三途の川の入り口」のような風景であろう。遠くには活火山の証である水蒸気がシューシュー噴き出しているし。。

さすが何も遮るものがない独立峯。
3,000mクラスの強烈な風がまともに体に当たる。かなり強烈な直射日光を受けているはずなのだが、どんどん体感温度が下がってゆくのが分かる。すぐに長袖、ウィンドブレーカーを着込む。風はもっとも恐るべき自然現象の一つである。

もう見えているのに中々着かない。。。
そんな事を考えながら30分、ようやく山頂小屋に到着した。そこから綺麗に整備された階段を上り、剣が峰(御嶽神社/3,067m)に到着。3時間半の行程だったが、異常に疲れた。。


天気は良いが風が強い! 霊山ならでは 岩だらけの登り
天気は良いが風が強い! 霊山ならでは 岩だらけの登り
山頂小屋 御嶽神社への登り 御嶽山山頂(3,067m)
山頂小屋 御嶽神社への登り 御嶽山山頂(3,067m)


神社にお参りをし、山頂で記念撮影。眼下にはエメラルドグリーンに輝く二の池も見える。そしてその背後には見事な北アルプスが構える。やや雲が出てきてはいるが、さすが独立峯「御嶽」。景色は見事である。
山頂でラーメンを作り食べる。


御嶽山山頂から二の池と北アルプスを眺める
御嶽山山頂から二の池と北アルプスを眺める


最近は夏山のお陰で天候に恵まれない山行が続いていたが、今日の天気はまさに秋の天気に近い。午前中はすっきり晴れていてくれて、空気も澄んでいる。雄大な景色を見ながら食べるラーメンが美味しい。


ラーメンを食べながら中央アルプスを眺める
ラーメンを食べながら中央アルプスを眺める




さて下り。
地図で確認すると、約2時間で戻れるようだ。11時近くになっているので、そろそろ出発する事にした。

下りは楽だ。体力的には。
ただし、足への負担が大きい。特にここは岩場が多くて急勾配の為、いつも以上に負担がかかって来る。また浮石にも注意しなければならないので、集中力もいる。体力的には楽だが、体への負担は大きいのだ。
でも景色はGOOD。田の原まで続く登山道を上から眺め、その上には中央アルプスの山々。雲と同じ目線の景色が広がる。下りも大変だが、楽しい事も多い。


午後1時過ぎ、田の原登山口に到着。
後方に広がる御嶽は既に雲を被ってしまっているが、中々の山行であった。
登る前は「テント場があればいいのになあ」、と思っていたが、独立峯では風が強い為とてもテントどころではないのだろうと思う。その証拠に小屋の屋根でさえ、たくさんの石が載せられていた。山の楽しみは朝昼晩、すべてを楽しむ事だと思うので、できれば1泊して山を味わいたいと思う。
またこの次かな。

山頂小屋の屋根には石がたくさん 下り。大滝山頂山荘が見える 足場は悪いが景色は良い
山頂小屋の屋根には石がたくさん 下り。大滝頂上山荘が見える 足場は悪いが、景色は良い




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ちなみに帰りは馬篭へ寄ってみた。
国道19号は何度も通っているが、まともに馬篭へ行くの初めてだ。中山道の49番目の宿場で、今も昔の情緒を感じられる場所だ。何より無料ってのがいい。名産の五平餅も美味しいしね。

馬篭
馬篭



ルート所要時間
day1:田の原登山口(05:50)→八合目避難小屋(07:30)→王滝山頂(09:00)→御嶽山山頂(09:40)→田の原登山口(13:20)【6.5h】
※注意
御嶽山は非常に岩(石)の多い登山道が続きます。その上、急勾配であるため、下山時には予想以上に膝に負担が掛かります。
管理人も通常2、3日で治る筋肉痛が1週間近く続き、相棒は膝を痛めました。下山は2時間程度でしたが、休憩を良くとり、ストック
などで膝への負担を抑え、できるだけゆっくり下ってください。





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