TOP > その他の山 > 富士周遊登山(王岳〜鍵掛峠)
2012年4月29日〜4月30日
1泊2日

(黒岳〜毛無山)


【ルート】
day1 スポーツ広場 登山口 王岳 鍵掛峠(泊)
day2 鍵掛峠 登り口 スポーツ広場
主な山 :王岳(1,623.4m)
行程 :1泊2日
最低気温 :8度(鍵掛峠)
宿泊 :テント泊
難易度 :★☆☆☆☆
お勧め度 :★★☆☆☆

【コース概要】
富士を眺める縦走コース。昨年の黒岳とほぼ同じ場所。王岳からは鬼が岳、そして十二ヶ岳と繋がる稜線歩きができるが、稜線はやや難所が多い。今回は王岳から鍵掛峠までのコース。通常なら日帰りで行けるコース。宿泊はテントで鍵掛峠。


Day 1
(王岳〜鍵掛峠)

今年のGWもどこかでテント泊をしようと思い、悩んだ末に再び富士山を見るコースに出かけることにした。昨年の黒岳が非常に良かったので、また行きたいと思った訳だ。
今回はその黒岳より西にある王岳周辺を歩く。やはり山梨の西湖や河口湖を合わせた富士の景色がとても美しいと思うからだ。

新しく開通した新東名で山梨まで行き、国道139号線を北上して西湖にある「いやしの里」へやってくる。ここにスポーツ広場という場所があり、車を駐車する事ができる。便利だ。到着したのがまだ深夜3時だったので、しばらく車で仮眠する事にした。
目が覚めたのが6時。もうだいぶ明るくなってきている。出発の準備をしていると7時になった。いざ出発。


スポーツ広場駐車場 まだ桜が咲いている 王岳へ向かう


今年は春が寒かったので、まだこの辺りの桜は満開に近い状態であった。自宅付近では既に散ってしまっているので。今年も2度桜を楽しむことができた。
「王岳、鍵掛峠」と書かれた看板を王岳方面に進む。空気は少しひんやりしていて気持ちがいい。雲ひとつ無い晴天なので、どうかこのまま持って欲しいと願いつつ先に進む。

しばらくは林道を歩く。舗装されていたり、荒れていたり。四駆でないとちょっと走るのはきついレベルの道だ。ただ歩く分には非常に良い。適度に道が荒れているので単調にならずに済む。
それにしても暑い。雲ひとつ無い晴天なのだが、あまり影もないので直射日光を全身に受けながら歩かなければならない。ずっと登りが続いているのでじんわりと汗も出てくる。

50分ほど歩いてようやく林道が終わり、登山口らしき看板が現れた。いよいよここからが本格的な登山道である。
道の難易度はそれ程無いのだが、やはり先程と同じで直射日光が辛い。暑い暑い。それなりに傾斜もあるので、水の消費量が増えそうだ。今回の行程で水の補給場所はないので、自らが担ぎ上げている水以外は水分はない。なるべくがぶ飲みは避けるように心掛ける。


林道 天気が良いが暑い ここから登山道が始まる


道は良く歩かれているので間違えることはないのだが、他の登山者にはまったく会わない。静かで良い。良く聞こえてくるのが蜂の音。黒く丸い。熊蜂のようだ。この蜂はスズメバチ等に比べ大人しいのでまず攻撃はしてこないのだが、それでもあのぶブンブンという音を聞くとちょっと焦る。
ひたすら登る。地図が示すように登山道も九十九折になっている。要は登坂が厳しいという訳だ。でもその分標高は早く稼げる。次第にあまり見えなかった富士が姿を現すようになると、元気になってくる。
富士を眺めながら歩く。富士周遊登山の醍醐味だ。贅沢なものだ。

やがて稜線のような場所に出た。前方に南アルプスのような雪山が見える。後方には富士。いいロケーションだ。
ここから王岳までは急坂が30分ほど続く。最後の登りだ。
しかしここまで来て一緒に登っていた相棒の体調が悪くなる。目まいがするそうだ。パートナーの歩調に合わせて休みながらゆっくりと進む。


登山道は結構急 登ってゆくと富士が見えてくる 王岳への最後の登り



登り始めから3時間でようやく王岳に到着した。
遮るもののない素晴らしい景色が広がっていた。


王岳からの富士


結果的にはここからの景色が今回の山行の中で一番の景色になるのだが、その時は3時間続いた登りに疲れ果てており、あまり十分に景色を堪能することはできなかった。暑かったし。


山頂でしばらく休憩をして、いよいよ楽しみである稜線歩きにかかる。ところがこの稜線歩きが意外にも楽ではなかった。
まずは上り下りが予想以上に多いこと。登っては下り、下っては登るといった感じだ。さらに登山道が狭く、岩場も少なからずあった。20kg以上のザックを担いでいるので少しふらふらすることも。予定していなかったロープなどもあり、相棒は結構苦しんでいた。
それでも時々見える富士山の姿には元気をもらえる。眼下に広がる西湖や河口湖も美しい。この登山の楽しみである事は間違いない。


王岳山頂 稜線歩きが始まる ロープなど危険な場所も


王岳から2時間半、鍵掛峠にやってくる頃にはかなりの疲労が溜まっていた。時刻は12時半なのでまだ十分時間はあるが、自分の体力、それ以上に相棒の体力が消耗しているので、今日はここまでにすることにした。疲れると集中力が低下するので、岩場などがこの先あると心配だ。鍵掛峠からも富士は眺める事はできるが、できれば鬼が岳までは行きたかった。だが仕方がない。
ちなみに鍵掛峠にはたくさんの人が通過していた。ほとんどがその先にある十二が岳方面からやってくる人達だ。やはり多少難易度があっても景観の良い2つの山に登る人が多いのだろう。王岳はそういう意味ではマイナーな山なのかもしれない。

15時過ぎまでゆっくり休憩し、もうこの時間なら誰もこないと考えテントを張る事にした。辛うじて平らなスペースがあったので助かった。風も去年ほど強くは無いので夜も静かそうだ。
ただ空には薄い雲が広がってきている。富士自体は姿を見ることができるが、さて明日はどうなる事か。
夕飯は白菜鍋と焼き餅。かなり美味かった。久しぶりのヒットだ。
18時就寝。まだ明るかったが、徹夜で運転して山を登ってきたので、あっという間に眠りについてしまった。


鍵掛峠でテント泊 夕飯は白菜鍋と焼き餅 鍵掛峠からの富士



Day 2
(鍵掛峠〜下山)

4時起床。外はもうやや明るくなってきている。すぐに外の様子を見てみたが、残念ながら晴天は期待できそうに無かった。やはり空にはうす雲が一面に掛かっており、天気は下り坂になっていることが分かった。
それでも富士山には雲ひとつ掛かっておらず、その雄大な姿を拝む事ができた。でも写真にしても冴えない。これは仕方がないか。

朝食を食べ、身支度をすると6時を過ぎてしまった。天気が良ければこれから鬼が岳にでも行って撮影しようとおもうのだが、この天気じゃあまり乗り気がしないのでこのまま鍵掛峠から下山する事にした。何とも中途半端な山行になってしまうが、これもまた仕方がない。

鍵掛峠からの道も結構急斜面であった。登りなら昨日同様結構大変だっただろうと思われる。それでも今日は下り。しかも曇りなのでそれ程暑さもない。暑さもなければ難所も無い道なので、非常に順調に下る事ができた。
登山口を過ぎ、いやしの里へ戻る。白川郷のような古い民家と桜の花が綺麗に並んでいる。
いやしの里を過ぎるとスポーツ広場駐車場に戻ってきた。

何とも中途半端な山行となったが、無事に戻って来れたのが何より良かった。雄大な富士を眺める事もできたし、そういう意味では満足したヤマタビであった。


鍵掛峠 下山は楽ちん いやしの里




西湖自由キャンプ場
ちなみに下山したこの日は、西湖にある「西湖自由キャンプ場」で一泊した。
湖の目の前にテントを張る事ができ、富士山は殆ど見えないが何とも開放感がありバーベキューなども楽しめるので、お勧めの場所だ。車を横付けできるので荷物なども取出しができ便利だ。買い物も行けるし。
ただ子供や犬などのペットも多く、山の上のキャンプ場とは全く違う事を感じだ。周りではオートキャンプ用のテントやその他道具を揃えて人達が多く来ていた。山岳テントを張っているのは自分ひとりであったが、便利すぎるキャンプはしたくないのでこれで十分だと思う。
また行きたいな。


もうひとつちなみに。
帰りは中央道方面から伊那へ向かった。ここにある昼神温泉を中心とした花桃街道の花桃を見る為だ。
予想通りに美しく咲いており、たくさんの人で賑わっていた。山行とは関係ないけど、綺麗だったので写真を載せておこうと思う。


花桃街道から 花桃 昼神温泉の花桃



ルート所要時間
day1:スポーツ広場(07:00)→登山口(07:50)→王岳(10:00)→鍵掛峠(12:40)【5.5h】
day2:鍵掛峠(06:10)→登り口(07:00)→スポーツ広場(07:30)【1.5h】





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